感性が老いていく

 前日の深夜まで、(正しくは当日の明け方まで)お酒を飲んで、たいした睡眠も取らず、始発電車に乗って、空港に向かっております。

 

うん、こういうの、大学生の頃にやったな、と。

 

えー、今から海外旅行にいくわけですが、さっぱりわくわくしてこない。

 

いえ、強く言い過ぎました。

はじめて海外に行ったときのような、ドキドキと緊張のようなものを感じなくなってしまいました。

 

空港に2時間前に着けばいい。リュックサックで行くから重量制限も気にしなくていい。ペットボトルの水は出国審査の時に捨てられる。フライト中はのどが乾くのでマスクをした方がいい。

 

飛行機に乗って、トランジットして、目的地の空港に着いて、タクシーに乗って、ホテルに向かう。

 

そして、地下鉄やバスを使って、観光をした後に、

 

タクシーに乗って、空港に向かって、日本に帰ってくる。

 

 

一連の流れ、先がみえてしまっていて、それはある意味、ストレスを感じなくなったということでもあるのですが、

 

なんといいますか、これが感性が老いるという現象なのでしょう。外国から受ける刺激に慣れてしまったのでしょうか。

 

おそらく、

子どもの頃に見たテレビが面白かったとか、

思春期に読んだ小説は心に沁みたとか、

 

そういう類なんでしょう。

 

もちろん、楽しいですよ、海外旅行。

 

ただ、純粋な感動というものを、だんだんと、覚えなくなっていく自分が少しさみしいだけです。

 

眠気ナマコでした。

それでは。