わしの平成の最後

 

平成最後の週末。友達の結婚式。そして、交際相手とちょっとした旅。

 

時代が終わっていくということで、平成とはなんだったのか、なんてことを自分なりに考えてみる。

 

別に特に結論は出ないのだけど、平成なようで昭和だったみたいな感覚が強い。

 

僕が生きたのは、90年代と2000年代と2010年代。10年ひと昔とよく言ったもので、それぞれに違いがある。平成と言えども。

 

平成とはなんだったのか、というのは、ほとんどそのまま、「僕の人生はなんだったのか」と同じ意味になる。

 

そんなことを考えていた時、こんな本を手に取った。

 

f:id:tannyday:20190430221307j:image

 

東京の、表参道の、青山の、本屋さん。

いかにも都市的な、趣味性の高そうな場所で出会った。

 

この著者は、90年代に20代を過ごした。僕は2010年代に20代を過ごした。

 

テクノロジーやら、音楽や映画といった文化への触れ方やら、そういったものに対しての向き合い方が違う。ライフスタイルがまったく違う。

 

その点では共感できない本だった。それでも20代の人間というのは、自意識が過剰で、自分がいかに他の人と違うかアピールしたりだとか、自分という存在を特別なものに仕立てようとする。

 

そういう点ではまったく同じだった。

 

何が言いたいか。

 

時代が違っても、テクノロジーなどの手段が違っても、能力だとか、自意識だとか、人間の本質は同じだということ。

 

そういう時代の変化の中で、自分をどういうふうに位置付けて、どう生きていくのかを試されているのだなと、僕は平成の終わりに感じた。

 

自分が相対的にしたいことと、絶対的にしたいこと。それを少し考えてみてもよいのかなと。

 

こんなところ

ではでは