いざ天竺へ

インドへ行ってくるであります。

さて、その、古きは天竺と呼ばれたインド。
東インド会社とか、セポイの蜂起とか、世界史ベースの知識しかないです。

その、大学生のころ、インドといえば、一種の登竜門的存在だったような気がします。海外に一定の興味があって、旅にもすこし慣れてきた。そんなころ「そうだインドに行こう」と多くの同輩生が、西アジアのあたりに消えていきました。

なにか一種のステータスのようなものがありました。「君たち、ぜひ、インドへ行きたまえ!かの国に行けば世界が変わるぞ!」そういうふうに、あちらこちらに吹聴する人々が現れるくらいには、何か人を中毒にさせるものがインドにはあるのでしょう。

僕も海外に一定の興味があって、旅というものに、なにかを見出そうとしていた輩ではあったので、気にならないと言えばウソになるくらいにはインドに関心がありました。

ただ、一つ、気になる点があってどうしてもインドに行こうという意志を固めることができませんでした。それは、お腹をこわすということ。

僕のお腹の戦闘力について述べますと、僕の見た目からも伺えると思いますが、線の細いといいますか、はっきり言ってしまえば、軟弱ということです。

夏場にアイスコーヒーを飲めば一発KO。スパイシーなカレーを食べてもKO。見方をかえれば、オフィスがきれいで福利厚生が整っている優良企業のような風通しのよいお腹なのです。

くどい例えでした。お通じがよいのです。

というわけで、行ってまいります。
まずはバターチキンカレーだな。