20代の答え合わせに思うところ

なんか気づいてしまった、気づかないようにしてた話。

ポジティブで、楽しくて、明るい話は、そのためのアカウントを作って、そういう発信をするようになったので、ここではちょっとあれな話をします。

10年の流れと諸行無常

30代、答え合わせがやってきた。20代の初期、大学生の頃に、出会った人たちのその後に、一定の結果がついてきた。大学を卒業してから、少しずつ差はついていた。浮き沈みもあるから、そんなに意識してこなかったけども。

 

でも、大学を卒業して10年。「なにか」がどうしようもないところまできたなあ、と。例えば、LinkedInやWantedlyを見てみる。サークルの先輩が、大教室の授業で見たことある人が出てくる。

 

みんなが知ってる大企業に勤めてたり、イケてるベンチャー企業の拡大期に乗ったり、起業して事業を立ち上げたり。

 

最後に会ったのはいつかわからない人がほとんどで、一生関わることもないかもしれないけれど、みなさん確実に機会をつかんでいるんだなと認識させられる。

 

あるいは、InstagramFacebookを見てみる。家族の生活や旅行などプライベートは充実している様子。もちろん、断片的な情報とはわかっているけど、一定の頻度で更新する人は、子どもがもう3歳になったとか美術館に行くのハマってるとか、その人の親戚のおじさんよりも知ってる。

 

そして、旧Twitter。心の叫びが聞こえてくる。闇を、沼を、ぬっと生き抜く人たち。

 

極端な例を出したけど、自分らしい着地点を見出している人もいるし、明るさも暗さの間で、グラデーションのなかで、みんなそれぞれ生きてるんだなって。

 

まだ何者でもなかった時代に、たまたま同じ時代を過ごしたみなさまの、答え合わせがすごい。たまたま同じ時代に居合わせただけだけど、10年も経つと、それぞれの現在地が訴えかけてくるものがある。

 

なお、わしは…

え?僕ですか?無職ですけど、元気ですよ。あれからいろいろあったけど、来月から5社目で働きます。今日の予定は運転免許の更新と家で食事を作ること…以上です。

 

僕は新卒の時は、ちゃんと将来を考えるべきタイミングで、ちゃんと考え切る力がなかった。自分が置かれた立場と世の中の仕組みを分かってなかった。まあ、親からニートになるかもと心配された人間が、ある程度社会適合できてるから、それでOKって感じ。

 

パワハラを受けたり、会社がなくなったりしましたよ。精神が壊れそうなことも何回かありました。なんとか歯を食いしばって生きています。

 

でもね、10年も経つとね、なんとも言えない差みたいなものは感じるんですよ。
どうしても、自分の背負ってるもの、運命のようなものを感じずにはいられない。

 

そういう人生もあったのかなと羨ましく思ってしまう瞬間がある。比べるべきじゃないのは分かってるけど気になる。

 

まあね、なんらかのダークサイドにいる人はもちろんだし、光の中を生きている人でも、話を聞くとどこかしら大変なこともあるんだなって。それにつけて僕は、人生って思ったよりむずかしくない?って思うわけですよ。

 

どっかでさ、きっつい、しんどいイベントが発生する。でもみんな、そんなことなかったみたいに生きてる。えらいよねマジで。

 

40代の答え合わせに向けて

30代になって感じるのは、ゲームのルールが変わってきたこと。20代のように可能性を模索するのは難しくなってきた。何かを選んで、何かを捨てる。持ってるカードをどう使うか、みたいなことが試されている。

 

仕事でも、一見すると非合理な生き方でも、みんな戦ってるんだなって思う。ウソついて仕事を回す人も、お局で影響力を拡大する人も、窓際族になる人も、自身の置かれた立場での最適化をしているんだなって。

 

生産性とは別のところで起きる、そういう戦いも認識しておくべきだなあ、と。できるだけ人として付き合える関係性で仕事したいなと思うけど、環境がそうさせなかったり、相手は望んでなかったりもする。自分とは違うゲームのルールが存在するんだなって。

 

仕事以外になると、40代ってよくわからんねえ。「答え合わせ」ってタイトルにしたから正解があるかのように考えが引っ張られるけど、そういうことが言いたいわけでもなくて。ただ、さらに10年が過ぎると、また違うステージにみんな立ってるんだろうね。


僕の場合、仕事では観光業界でしばらく生きていくことと、プライベートでは子育てするかどうかというデカいステージが用意されていて、40代になった時には、その後の変遷がわかるって感じかなあ。

自分に対する飽き

あと、これからの課題としては「自分に対する飽き」があります。

自分の仕事にしろ、趣味にしろ、ライフスタイルにしろ、こういうものが合っているってのは20代の試行錯誤でわかってきたのですが、このままいくと、飽きそう。慣れた仕事の仕方をする、惰性でプレステで遊ぶ、とかそういうの。

安定と正解がわかってきて生きやすくなった反面、これから同じくことを繰り返すのはどこかでしんどくなるかも。

意識的に興味を変えたり、めんどくさいものやなんとなく嫌いなものに触れたり、なんらかの変化を意識的につくらないと、人生に対して飽きそうな気がしてます。

 

とまあ、人様の人生を見て、勝手にいろいろ考えて、自分の人生設計についてなんとなく迷いがあるわけです。

 

どこまで行っても他人なわけですから「よそはよそ。うちはうち」の精神を持って、長期的な目線だけじゃなく、いつどうなるかわからない気持ちも忘れず、周りの人への感謝も忘れず…

 

きれいにまとめすぎてもあれなので、諸般の事情はありますが、総じてみれば刺激的で楽しい人生は送らせていただいております、ええ。またどこかでお会いしましょう。