30歳にむけて

 

どういうふうに、年齢と時の流れを解釈するかということについては、人それぞれ考え方があるかと思いますが、そのうち、私たちは30歳を迎えることになっているわけでして。

 

そして、26歳という年齢を考えると、四年前は大学を卒業したわけで、さらに四年前は高校を卒業したわけで、それこそセンター試験を受けて、数I・Aや国語で崩壊して、メンタルが破裂したことのが昨日のことにように思い出され……ないですね。無理がありますね。

 

そう、そして、今から四年後には30歳になるわけです。そういう意味では、なんとなく中間地点にいるような気がしてくるのであります。はい。

 

それこそ、22歳の頃に、30歳にどうなっていたいかなんて聞かれた日には、

 

「そもそも30歳まで生きているかどうかさえも見当もつかない」

 

なんていう先の見通せなさをスモークサーモンや生ハムように燻製にしてこじらせた回答をするような人間が、私でした。

 

だから何だっていう話なんですけど、今の僕の歳になんて、スティーブ・ジョブズはアップルをつくって億万長者になろうとしているし、ホリエモンだってオン・ザ・エッヂをつくってるし、坂本龍馬も脱藩しようとしているし、瀧廉太郎にいたってはもう死んでいるのですよ。

 

ちょっと何言ってるかよくわからんないですね。

 

そういう偉人的な人とは、一線を画しているというか、まぁいかに自分が平凡で普通の人間かということですね、はい。

 

かといって、普通と言うにはいささか風変わりなところもあるのも事実です。

 

その沸き立つ不自然な性格や性質などには、自分自身でも驚きを隠せない時があります。自分でも何を求めているのかわからないことがあります。

 

でも、まぁ、人間なんてそんなもんなんでしょう。どこかしらゆがんでいる。とはいえ、歳をとるにつれて、少しずつ自分のことを理解しつつあるのも事実であります。

 

そうやって、少しずつ、自分のことをわかっていった先にあるのが30歳なのでしょう。

 

今日はそんなところです。

 

それでは